骨董品って、どこからが骨董品?古美術との違いや価値について

「これは古そうだけれど、骨董品なのかな?」
実家の片付けや蔵、押入れの整理をしていると、
いつからあるのか分からない器や茶道具、掛軸、昔の道具などが出てくることがあります。
何十年も前から家にあることは分かっていても、骨董品と呼べるものなのか、
そもそも価値があるものなのかは、なかなか分からないものです。
今回は、よく耳にする「骨董品は100年以上」という話や、
「古美術」と「骨董品」の違いなど、古いものにまつわる素朴な疑問についてお話しします。

骨董品は「100年以上」がひとつの目安
「骨董品やアンティークは100年以上前のもの」と
聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この「100年」という数字には根拠があり、日本の税関でも美術品や収集品、
こっとうなどを扱う分類の中で「製作後100年を超えたもの」という区分が使われています。
そのため、「100年以上」というのは、骨董品やアンティークを考えるうえで、
ひとつの目安とされています。
ただし、私たちが普段使っている「骨董品」という言葉が、
すべて厳密に100年以上経過したものだけを指しているわけではありません。
また、100年という数字だけで、その品の価値が決まるものでもありません。
「古美術」と「骨董品」、似ているようで少し違う
古美術と骨董品は、どちらも古いものを扱う言葉ですが、少し視点が異なります。
古美術と呼ばれるものには、絵画や掛軸、彫刻、陶磁器、工芸品などがあり、
時代を超えて残る美しさや、作家の技術・表現といった芸術的な価値に目が向けられます。
一方、骨董品は美術的な価値だけでなく、その品がつくられた時代や背景、
希少性、当時の暮らしとの関わりなども含めて見られることがあります。
たとえば、かつて日常の中で使われていた器や道具でも、今では数が少なく、
その時代の暮らしを伝えるものとして価値を持つことがあります。
ただし、古美術と骨董品には明確に分けられる境界があるわけではなく、
一つの品がその両方として捉えられることもあります。
美しさを見るのか、その品が歩んできた時間を見るのか。
そんな視点の違いを知ると、古いものを見る楽しみも少し広がります。
100年経っていなければ価値がない?
もちろん、そんなことはありません。
100年に満たない比較的新しい時代のものでも、作家作品や工芸品、古道具、
コレクターから求められている品など、価値を持つものはあります。
同じように見える器や道具でも、作者や産地、つくられた時代、希少性、保存状態、
そして現在の需要などによって評価は変わります。
「まだ100年も経っていないから」「普通の古い器に見えるから」と、
それだけで判断してしまうのは少しもったいないかもしれません。
古ければ古いほど価値がある、とは限りません
長い年月を経ていることは、その品を知るための大切な要素のひとつですが、
単純に「古いほど高価」というわけではありません。誰がつくったものなのか、どのような時代につくられたのか、どのくらい残っているのか、保存状態はどうなのか、
そして今その品を求めている人がいるのか。
さまざまな要素が重なって、その品の評価につながります。
ご家族にとっては何気なく棚に置かれていた器が、調べてみると作家の作品だった、ということもあります。
古いものは、見た目だけでは分からないところもおもしろさのひとつです。
時を重ねたものならではの魅力
現代の大量生産されたものにはない、一つひとつ異なる表情も骨董品の魅力です。
手仕事の跡や、使われるうちに生まれた風合い、長い年月を経てまとった佇まい。
古い器や道具を手に取って眺めていると、それが使われていた時代の暮らしに、
ほんの少し触れたような気持ちになることがあります。
時を重ねてきたからこそ生まれる味わいや風格は、
新しいものとはまた違った魅力を感じさせてくれます。

木箱や包み紙も捨てずに、そのままで
古い器や茶道具などを整理するときには、品物と一緒に残されている木箱や包み紙、
紙札なども、できればそのまま残しておきましょう。
箱に書かれた文字や印、箱書きなどが、
その品の作者や由来を知るための手がかりになることがあります。
また、「きれいにしてから見てもらおう」と無理に磨いたり洗ったりする必要もありません。
素材や状態によっては、お手入れをすることでかえって傷めてしまうこともあります。
何か分からないものほど、見つけたときの状態のままにしておくのがおすすめです。
古いもの、価値の分からないものもご相談ください
まねき堂では、骨董品をはじめ、古美術品、茶道具、掛軸、陶磁器、作家作品、古道具など、
さまざまなお品を拝見しています。
「昔から家にあるけれど何なのか分からない」
「価値があるものなのか分からない」
といったお品も、無理に整理したり掃除したりする必要はありません。
遺品整理や生前整理、空き家や蔵の整理などで大量のお品がある場合も大丈夫です。
家一軒丸ごとのご相談も承っておりますので、
「どこから手をつけたらいいか分からない」という場合も、まずはお気軽にご相談ください。
京都を中心に関西一円へ出張しております。査定・出張は無料です。
LINE査定も承っておりますので、気になるお品がございましたら、
まねき堂までお気軽にお問い合わせください。
